皆さんこんにちは ウエナカです。
もうすぐ7月になると「七夕の節句」がありますね。
そこでこの記事を読んでくださっているパパやママたちにお尋ねします。
お子さんたちには将来どんな風に育ってほしいでしょうか?
・スポーツ選手
・お医者さん
・学校の先生
・航空会社のCAさん
・女子アナ…などなどでしょうか。
昔の人々にも憧れの職業や、カッコいい大人のような存在があったようです。
・技芸が達者なヒト ⇒ 美術・工芸・歌舞・音曲など
・書道が上手な者 ⇒ 毛筆で文字を美しく表現する
実はこの「七夕」とは遠い昔
「書道」「筆」の上達を願う日でもあったとのをご存知でしょうか?
昔の人々は「読み書きそろばん」という言葉で、大人になっていい仕事ができるようになるため、子供たちに必要な基本的な知性のことを表しました。
今風に言い換えると「パソコン」をうまく扱ったり、ネット上の検索結果から「より正しく必要な情報を取捨選択できるヒト」
というイメージでしょうか(*^-^*)
さて本題の7月7日「七夕(たなばた)」について話を戻しますね。
七夕でよく見る光景に笹飾り(ささかざり)があります。
五色の短冊(たんざく/青・赤・黄・白・黒)で、お星さまに願い書いて祈るために飾りますね。
この5つの色にも深い意味があるのです。少し大きくなったお子さまに話して聞かせる「豆知識」 ↓ ↓ にどうぞ(*^-^*)
日本の伝統的な国技である「大相撲」の土俵の上には大きな屋根が吊るされています。
そこの四方には「五色の房」がぶら下げられているのですが、それらと同じ色と意味なのです。
ちなみに黄色が中央の「土俵」を表し、その他の四色が東西南北の四方を表します。
他にも方角や季節、時間などいろんな意味を表しているものに繋がっているという事をご存知の方もいらっしゃると思います。
古来からの伝統的な文化や学問を継承される際に、とても意味深い「5つの色」とされ、お子さまたちが生まれつき持った個性や特質と結びつけて考えられたとも言われています。
そこには、当時の大人たちの、「子供たちがどうか伸びやかに、将来生き生きとして自分の強みを発揮して幸せな人生になりますように」という強い願いが感じられますね。
星祭とも呼ばれるこの日は五節句のひとつで、短冊を結んだ竹や笹が飾られる風景は、夏の風物詩となっています。
五節句については、以前の記事でご紹介してありますのでご覧ください。
「節句」は一年間に5回あります。「桃の節句」「端午の節句」は有名ですが、さてこの他には何の節句があるかご存知でしょうか?(^.^)
短冊に願い事を書き織女星と牽牛星の二つの星に供えます。
一年に一度、7月7日の夜だけ再会を許されたこのカップルは、普段は天の川をはさんで離ればなれに暮らしています。
こういった中国の言い伝えと、川辺で機を織って神様を迎える棚機津女(たなばたつめ)の日本の逸話が合わさって節句行事の「七夕」になったと言われています。
当時の女の子たちの憧れの存在は「機織りの名手」でした。
今でいうと「航空会社のCA」「女子アナ」「学校の先生や看護師さん」などでしょうか…。
そんな織女にあやかり、女性が手芸や裁縫の上達を願って、美しい糸や金銀の針など飾りました。
そしてその後、老若男女問わず「書の上達」を願う人々が、墨・筆・硯なども夜空のふたつの星に供える祭事が風習化したものだそうです。
つまり「書道の上達」も当時のみなさんの願いでした。それらは特に江戸時代入ってから定着したものだと言われています。
現在では、技芸や学業だけでなくさまざまな願い事が短冊に書かれ、七夕の飾り竹を彩っていますね。
もうすぐ今年もそんな景色が見られ野が楽しみです!(^^)!
「美しい文字が書ける」
「キレイな字で手紙が届く」
「心がこもった贈り物に一筆添える」
デジタル時代、活字社会、何でもかんたんにラインやメールで伝えられる便利な世の中になりましたが、これといった時に、自筆で気持ちを伝えることのできる大人が、これからも育ってほしいものです。
それでは工房からのお知らせです。
まずは人気の壁に掛けるタイプ「高級胎毛筆・赤ちゃん筆 和風額仕様/26,000円」の紹介です。
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赤ちゃんの「初めて切る髪の毛(産毛)」でお作りする筆。
健康で利発な子に育ちますように、との願いを託した素朴な習慣…。
将来お子さまと一緒に、七夕の季節に毛筆で願いをしたためる。そんなイメージで筆をつくられてみてはいかがでしょうか。
それが誕生記念筆・赤ちゃん筆の文化、そして七夕の文化です。
ウエナカのつぶやき
2017.06.21