皆さまこんにちは
今日は筆をつくる工程のうち「仕上げ・完成」までの製作工程をご紹介いたします。
この部分は合計4つの工程となります。
「熊野筆」と呼ばれる、この街・地域の伝統的な共通工程です。
Towards the completion
1「くり込み」軸に接着剤を付け穂首をはめこみ、しっかりと固定します。
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2「仕上げ」糊を穂首にたっぷりと含ませたあと、糸を巻き付け軸を回しながら余分な糊を取り除きます。穂首の形を整えたら乾燥させ、キャップをはめます。
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3「銘彫刻・文字入れ」軸に三角刀で銘を掘り、その部分に顔料で彩色します。
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4「完成」こうして一本の筆の完成となります。
いかがでしたでしょうか?
これまで今回を含めて3回にわたって「筆のできるまで」をご紹介してまいりました。
こうした手仕事・手作業で一本一本の筆が、まるで「作品」のように仕上がっていきます。
全国のパパやママのお子さんへの愛情と願いに、伝統工芸士も熟練の「技」で応えたいと日々、皆様からのご注文・お問い合わせをお待ちしております。
この他に、これまで別の記事で「穂首のつくり方」「軸づくり」」と、部位ごとに紹介しております、もしよければ下記のリンク先でご一読くださいませ。
■「穂首のつくり方」4月28日投稿記事は、以下の青い文字 ↓ ↓ をクリックしていただければご覧いただけます。
「筆のできるまで」穂首づくりまでの製作工程のご紹介
■「軸づくり」5月27日投稿記事は、以下の青い文字 ↓ ↓ をクリックしていただければご覧いただけます。
筆のできるまで「軸づくり」までの製作工程のご紹介
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2017.06.01